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日蓮正宗法華講 妙霑寺支部のサイトです。

TEL 086-255-1155

岡山県岡山市北区津高781番地 妙霑寺内

第40回 法華講妙霑寺支部総会

     令和4年7月24日(日)13:00~
          於 妙霑寺本堂
スローガン
『御教えを胸に刻み御命題達成』
 令和2年と3年と新型コロナウィルス情勢により中止しておりましたが、本年は、感染症対策を講じながらの開催をする運びとなりました。
 健康と安全を優先とする趣旨をご理解の上、御協力をお願い致します。今後とも三障四魔に負けることなく、いよいよ寺檀和合して前進して参りましょう。
式次第
 1 題目三唱
 2 DVD視聴
 3 活動報告
 4 体験発表
 5 地方部長祝辞
 6 指導教師 御指導
 7 講頭謝辞
 8 題目三唱

<妙霑寺略史>
 妙霑寺は、昭和31年に総本山第65世日淳上人猊下を開基として、清心町に建立され ました。そして昭和51年には、現在地の津高に移転し、 総本山第66世日達上人猊下大導師のもと、移転新築入仏法要が奉修され、また、昭和59年には客殿建立落慶法要が総本山第67世日顕上人猊下大導師のもと奉修されました。

<内容>
開催前に鼓笛隊とポンポン隊による演奏・演技がありました。


3 活動報告
   総括部長 赤沢 邦子

 第40回妙霑寺支部総会まことにおめでとうございます。
(プロジェクターをご覧下さい)



 現在も新型コロナウィルスの感染が収束しておらず、第7波のコロナ禍ではありますが、本日感染症対策を講じ開催の運びとなりましたことは、総会を機に寺檀和合し、前進するようにとの御本尊のお計らいと感じております。
 昨年宗祖日蓮大聖人様御聖誕800年という意義ある時に巡り会えた歓喜を忘れず、将来に向けて支部構築を図るため「折伏推進計画書」を作成いたしました。



 基本方針として「明るく元気な妙霑寺支部」とし、誓願目標を達成できるように



①意識、行動を変える。
②地区活動を強化する。
③各部を強化する。
④折伏活動の推進状況を共有し、一致団結・異体同心の活動にする。
 以上4項目を支部の活動計画と致しました。



 本年度の支部誓願目標は232名です。



 本年度の活動報告を致します。
 先ほどの支部活動計画に基づき、各地区唱題日を設け、活動計画を立て、地区の実情に合わせた活動を行っております。
 本日参詣の皆様、自分の地区活動に進んで参加してください。
 皆様が今まで培ってこられた情報を共有し、組織の充実を図っていきたいと思います。
  今月は御法主日如上人猊下様の御指南にある「1時間唱題」を実践しております。
 宗祖日蓮大聖人様は、「諸法実相抄」に、
「皆、地涌の菩薩の出現に非ずんば、唱えがたき題目なり」と仰せであります。



 本年度後半への折伏・活動の原動力になる唱題を実践し折伏誓願目標を達成できるよう「一人が一人の折伏」を全講員で目指していくことが大切です。
また、本年度から第2日曜日御報恩御講終了後「懇親会」を設けてくださいました。



 今までに「信心の目的」「折伏の意義」「法統相続」「御供養」など、御指導頂くことができました。
 「懇親会」の縁にふれることで気づくことがあり、少しでも正しい信心が理解できたら意識・行動も変わってくると思います。
 「懇親会」は、御報恩御講に参詣された皆様に対して設けられた時間です。無駄にせず、参加することが大事ではないでしょうか?
 最後に、支部の発展は講中皆様の願うところであり、役員だけでなく全講員が意志、意欲、責任感を持つことが大切です。


 40周年という節目の総会を機に、「素直で正直」な御奉公を実践する一人一人でありたいと思います。
 これよりも御法主上人猊下の御指南を拝し、御住職様の御指導を実践し「自行化他」と「折伏と育成」の両面ができる妙霑寺支部にしていきましょう。

  以上、活動報告と致します。

4 体験発表
   中区   井上 敏子


 みなさん、こんにちは。中区の井上敏子と申します。
 本日は、法華講妙霑寺支部第40回支部総会、誠におめでとうございます。ここ3年間は新型コロナウイルスの影響により開催することが出来ず、今年も危うい状況ではありましたが、此度このように迎える事が出来、盛大に開催されましたことを嬉しく思います。この時にこのような場を設けて頂き感謝致します。
さて、私は、一昨年の4月に創価学会を脱会して、日蓮正宗に帰依しました。
 私は入信して以来、参詣出来ない時もありますが、ほとんど毎月寺院に参詣しています。その折にふれ、信心の基本を教えて頂き、折伏する大切さを学びました。今回は、一人の女性を折伏した体験をお話しいたします。
 私は、子供達の世話や仕事のことなど日々の生活を忙しく送っておりますが、この信心に帰依する事が出来、改めて生活する上において、信仰が大切な事なんだと感じました。
そして、いつか縁のある人にこの信心のことをお話ししたいと祈っておりました。そんなとき、一人の友人と縁が実り信心の話ができ実りました。
そこで、その友人の女性を唯一の正しい宗教である日蓮正宗へ入信に導いたことについて発表いたします。
 この方は、2人の子供さんを育てながら懸命に頑張っている3人暮らしの女性です。彼女は、元々信仰に対して興味を持ち、私が時折語る信仰に関する話を真剣なまなざしで聞いてくれていました。
 ある日、そんな彼女が「私は、たいへんな病気を抱えているんよ」と深刻な表情で打ち明けてくれました。
 その病気は、腕に物があたれば、すごい痛みが起こり、特に夏には全身がだるくなって、入院したこともあったそうです。
 その時に激しい頭痛に襲われたことで、検査をしたところ「多発性の動脈瘤」との診断を受けたそうです。
 彼女はこの病名を聞いたときに、一端は「わたしは、この子供たちを残して死んでしまうのだろうか?」と不安と恐怖で胸が潰されそうになり、絶望の岸壁に立たされましたが、その気持ちを打ち消すように「いや。そんなことがあってたまるものか。子供たちのためにも病気に打ち勝ち、子供たちの成長を見届けたい。何としても生き抜かなければ」と悲壮な気持ちが沸き起こってきたと真剣な表情で語るのでした。
 そこで私は、高ぶる気持ちを抑えて、あえて冷静に彼女に「私が信心をしていることを話してたよね?」と確認するように言いました。
 「前は学会のニセ物の本尊に向かって、祈れば祈るほど辛くてしんどくなっていたけど、今は、日蓮正宗の本物の御本尊様に向かってお題目をあげているの。たいへんなときこそ頑張ってお題目をあげると、気持ちが楽になるのよ」と伝えました。すると彼女が自ら「私も話が聞きたい」と言いました。
 そこで、さっそく寺院に連絡をし、今年の2月6日13時に副御住職さんにお会いすることになりました。しかし、この日の早朝「頭痛がするから今日は止めとく」とラインが入り、私は少しがっかりしました。以前に、正しい信仰をしようとすると必ず妨害が起こる。そのひとつが「三障四魔」だと聞いたことがありました。きっと三障四魔の働きに違いない。それに打ち勝つにはお題目しかないと毎日、真剣に唱題に励みました。そして、ふと彼女のことが気になり再度電話をしました。
 「どう?体調は?」と尋ねると「やっぱり不安なんよ」というので、私は「直ぐに手術をするにしても、手術をしなくても、これからの生きて行く中でこの信心は大切なんよ」と伝えました。
何か迷っている様だったので「実は、私の義理の兄が、病気で入院していて、危篤状態になったと聞いてから、お題目をあげたところ、一週間程してから意識が戻ったんよ」と話しました。
すると「すごいんね。この信心。私も御授戒を受けて頑張ってみる」と言ってくれたので、もう一度副御住職さんに連絡をし、4月15日にお寺に参詣することに決まりました。
 この日又「体調が悪いから」と断りの電話が入るかもと不安を感じていましたが、彼女が来てくれたので、一安心しました。そして4月15日、副御住職から色々とお話をして頂き、晴れ晴れとした表情に変わった彼女は、忘れもしない夕方の4時15分に無事御授戒をお受けすることが出来ました。
 この日彼女は肩が痛かったそうでしたが、御授戒の間、その痛みは無くなっていたそうです。それから帰宅し、御本尊様は自宅に安置はできないので、東に向かってお題目をあげる様に伝えました。3回でもいいからといったのですが、本人は、「3回のつもりが10分になってたよ」と言っていました。また、その時は肩の痛みはなくなり、何故か手の平が熱くなると教えてくれました。それからも毎日ではないけれど、できるときは東に向かってお題目をあげているようで、その都度手の平が熱くなるとのことです。その彼女から「本当にこの信心ができることに感謝するわ」と言ってくださいました。
 これからも、寺院に参詣するようお伝えし、1日でも早く御本尊様を自宅に御安置できるよう進めて参ります。
 ここまで色々とありましたが、彼女が御授戒を受けるまでに、応援の唱題をして、御協力してくださった方々ありがとうございました。皆様のお力を頂き、この日を迎えることができましたことに感謝したします。
 日蓮大聖人様は『聖人御難事』に、
「月々日々につよ(強)り給へ。すこしもたゆむ心あらば魔たよりをうべし。」(御書1397)
と仰せであります。少しでも御本尊様への信心が弱まり、緩む気持ちがあると大小様々な障魔が災いしてきます。魔の働きに翻弄されないためにも、月々日々に強くなる信心を持続出来るよう精進していきたいと決意しています。
 今後も、機会ある毎に日蓮正宗の教学を勉強し、信仰を深めて、彼女のフォローとともに私自身頑張って参ります。今後ともよろしくお願い致します。
 以上で私の体験発表といたします。
 御静聴、誠にありがとうございました。

 体験発表
   婦人部員
 皆さん こんにちは。第40回法華講妙支部総会おめでとうございます。今日は3年前に母と一緒に姪を折伏し登山したことを発表させていただきます。
 その母が3年前に他界してから現在の体験について話をしたいと思います。
 今から26年前私がこの信心と出会い、私が朝勤行に通う姿にまもなく母も入信しました。それからは、何かあると母と二人三脚で乗り越えてきました。父親、祖母、義祖母と身内の折伏はいつも母親と一緒でした。それが、3年前の12月母は癌を患いわずか2ヶ月半の闘病生活で旅立ちました。
 今から思うとギリギリまで私たち家族のもとで過ごさせてくれたのだと思います。私は、日頃から母を頼り切っており、母は永遠の存在でこんな日が来るなんて考えてもいませんでした。まだコロナ禍ではなかったため、昼休みと併せて介護休暇をもらい昼食の介助に病院へ通いました。抗がん剤治療が始まり、痛みや腫れは減り順調に治っていると私は信じて疑いませんでした。御会式の頃、御秘符を頂き、体が楽になった母は「御本尊樣のおかげでこんなに良くなった。ありがたい。」と言っていました。それから、抗がん剤が強いためかだんだんと夢のなかにいるようなことを言うことが増え、ある日病室に行くと「今、息子が登山しとんよ。一人で運転するけど、大丈夫と思う。必ず登山できると思う。」と何度も私に言ってきました。「今は、仕事で四国よ。」と伝えても「あの子は運転一人でもできるから、大丈夫。」と弟が登山に向かっていると何度も私に言ってきました。時には、食事をどうとっていいのかわからず、ストローを食べ物に刺そうとしたり、髪につけるオイルを顔に塗ろうとしたりという行動も見られました。一瞬認知症?と思えるような行動がありましたが、それは抗がん剤のせいだということがわかりました。徐々に徐々に筋肉が落ち痩せていく母を目の当たりにしながらも決して絶望的になることなく、前向きに過ごせたのは御本尊樣のおかげだと思います。
 12月下旬、ドクターに「今日・明日が山だと思います。」と言われ、父・私・弟は、病院に泊まり、主人と娘は何かあったらすぐに病院に来れるよう主人の実家に泊まりました。朝方、呼吸が荒くなり、すぐにドクターを呼びました。母が信頼を置いていた担当ドクターが夜勤明けでまだ病院におられた為、担当ドクターに最期を診てもらうことができました。家族みんなに見守られる中、母は時を選んで逝ったように感じました。悲しみよりも絶対的な母親がいなくなった空虚感が徐々に徐々に広がっていきました。
 その後四十九日も終わり、納骨に向けて準備をしていく中不思議なことが次々と起こります。葬儀の後、弟が父のことが心配だと実家に帰ることとなり、岡山へ帰ってきました。お墓ですが、浄土真宗のお墓で「南無阿彌陀仏」と表には彫られており、どうしてもそのお墓に母を入れるのは嫌だと思い、弟と相談して頑固な父を説得する話になりました。今ある物を変えるということに大変抵抗があり、その話をするたびに父とはけんかになり、話は一向に前に進みませんでした。これは無理かもと不安になりましたが、今まで実家へ帰ったときのみ御本尊様に手を合わすのみだった弟が何故か「俺がもう少し話してみるわ。」と連日、父と喧嘩しながらも話し合いを続け、私はお題目をあげて1週間ぐらいその話し合いは続きました。夜、もう無理だと弟が言い、諦めていたのですが次の日の朝、父が急に「考えたら、わしの代が終わったらおまえに任さんといけんから、いいようにしたらいい。」と弟に伝え、日蓮正宗のお墓に変更することが叶いました。晴れて母親は、正宗のお墓に入ることができ、母の思いの強さや御本尊様との縁を感じました。
 次は、もう一人の姪の話です。3年前に母と一緒に姪を折伏して、その後弟家族の折伏はとまっており、家族そろって登山をとの思いは常々ありましたので、御本尊様にずっと願っていました。母親の三回忌を前に姪は仕事でこれないとのことだったので、何か折に触れて話す機会はないかなあと考えていたところ、姪が急にお金のことで相談があるとLINEがきたので、これは折伏のチャンスと姪と母の思いや私の体験を話し、休みを使って岡山に来るよう伝え、すぐにお寺へ向かい御授戒が叶いました。岡山へ来る前に母親が枕元に立ったと言っていたので、ここでも母親の御本尊様に対する思いを感じ、亡くなってからも母親の存在に助けてもらっています。三回忌の際に甥も御受戒をと考えていましたが、私の中で魔が入り、話すタイミングを逃して御授戒には至りませんでした。これも御本尊様から何か教えてもらっているんだなと自分自身を律して日々精進してまいりたいと思います。
 御住職様は、日頃から「素直な信心」ということを御指導されます。
 正直な信心であれば神の働きは強くなり、信心が不正直であれば神の働きも弱くなります。自分自身の信心の心掛けに諸天善神の御加護が大きく変わるのです。
 日蓮大聖人様は『四条金吾殿御返事』に、
「神の護ると申すも人の心つよきによ(依)るとみえて候。」(御書1292)と仰せであります。まず諸天善神の加護を頂く心得としては、「正直」な信心が大事とのことです。更に『諌暁八幡抄』には、
「日蓮料簡して云はく、百王を守護せんといふは正直の王百人を守護せんと誓ひ給ふ。八幡の御誓願に云はく『正直の人の頂を以て栖と為し、諂曲の人の心を以て亭らず』等云云。」(御書1542)と仰せであります。
 諸天善神は信心に正直な人の頂を住処とされて守護していき、諂曲で不正直な人の心には宿らないと仰せであります。
 御本尊様に対して今何ができるか、周りのことではなく、自分自身がどうかということであります。
 私には、小学年の子供がいますが、中々勤行もままなりません。それでもお寺に参詣すると掃除のお手伝いや受付で参詣者の熱を測ったり、御書の紙を配ったりとできることを探してしようとする姿があります。そして、登山の話があると一番に「登山に行く。」とはりきっています。登山を迷っている主人にも「お父さん、登山行った方がいいよ。体がしんどいって言ってても行ったら必ず治るでしょ。」と折伏します。その姿は、まさに正直そのもので自分自身の信心に対する姿勢を問われているようにも感じます。
 今年は、「報恩躍進の年」御法主日如猊下様は、7月1日の唱題行の砌に
「異体同心なれば万事を成じ、同体異心になれば諸事叶ふ事は外典三千余巻に定まりて候。殷の紂王は七十七万騎なれども同体異心なればいくさにまけぬ。周の武王は八百人なれども異体同心なればかちぬ。一人の心なれども二つの心あれば、その心たがいて成ずる事なし。百人千人なれども一つ心なれば必ず事を成ず。日本国の人々は多人なれども、異体同心なれば諸事成ぜん事かたし。日蓮が一類は異体同心なれば、人々すくなく候えども大事を成じて一定法華経ひろまりなんと覚へ候」と仰せであります。
 本年は、大聖人様に真の御報恩をつくすためにも講中一丸となって精進して参りましょう。
 御静聴、誠にありがとうございました。

5 地方部長 祝辞
   岡山地方部長 土井 一義


 皆様、こんにちは第40回法華講妙霑寺支部総会、誠におめでとうございます。
 妙霑寺支部の皆様におかれましては、常日頃岡山地方部へのご支援、誠にありがとうございます。
 この場をお借りいたしまして篤く御礼申し上げます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
 新型コロナウィルスの猛威は止まることを知らず、昨日は岡山県において1893人全国で20万975にと過去最多を更新し続けております。
 これも広布の進展を阻む大きな魔の働きであります。私たち法華経講員はこの魔に決して敗けてはなりません。
 感染症対策をきちんとして、対応すれば社会的に制約はしないというのが行政の方針であります。
 マスク・手洗い・換気・適度な距離等を心がけて折伏に精進して参りましょう。
 岡山地方部において、妙霑寺支部の占める割合は三分の一以上であります。妙霑寺支部の移管によって岡山地方部は決まると言っても過言ではありません。皆様のご精進をお願い致します。
 七月度広布唱題行の砌、御法主日如上人猊下様は
「今、宗門は僧俗一致の態勢を構築し、折伏誓願の達成を目指して総力を結集し、前進しております。そのためには、講中の老若男女すべての人が心を一つにして唱題に励み、その唱題の功徳と歓喜をもって全員が立ち上がり、異体同心して一天広布を目指した戦いを展開し、破邪顕正の折伏を行じていくことが、最も肝要であります。」と御指南遊ばされました。
妙霑寺支部の皆様には、この日如上人猊下様の御指南を心肝に染め、御住職菅原信了御尊師、副御住職菅原良乾御尊師の御指導に随従し、佐藤講頭を中心に講中異体同心して、明るく元気な講中を構築して七月度唱題行に励み、その功徳と歓喜をもって全員が折伏に立ち上がり、本年度の折伏誓願目標達成を目指し、御精進くださるようお願い申し上げます。
 最後に、本日ご出席の皆様の御健康と御多幸をお祈りし、祝辞とさせて頂きます。
 本日は、誠におめでとうございます。


6 指導教師 御指導
  指導教師  菅原 信了 御尊師


 6 指導教師 御指導
  指導教師  菅原 信了 御尊師

 本日は、第40回法華講妙霑寺支部総会が、かくも盛大に開催せられまして、誠におめでとうございます。
 「四十年」という年数は、人の年齢では「不惑の年」に当たります。すなわち「論語」に「四十にして惑わず」とあるとおり、「不惑=道理を知って迷わない」という意味であります。
 「論語」は儒教の教えに位置する孔子が語ったもので、「五重相対」の上からは「内外相対」であり、「内道」である仏教に劣る「外道」であって「破折すべきである」と言う人がおります。確かにそのとおりで間違っていません。
 しかし、単純に否定・破棄してよろしいのでしょうか。仏法には、
 「四十余年・未顕真実」との「無量義経」の御文意を十分に解釈してみなければなりません。この「無量義経」の経文の意は、
「一仏乗(法華経)を説く真実の教えである妙法蓮華経を説く為、一切衆生を化導する必要から四十余年(43年)の三乗の法は「未だ真実を顕していない」と説かれたのであります。これから一切衆生・皆成仏の真実、一切の衆生が成仏する真実の仏法(法華経)を説き顕す、との御意が「未顕真実」の御文の意なのであります。
 それでは、釈尊が仰せの「真実」の法とは、どのような「法」なのでありましょう。
「経王殿御返事」(685頁)に、
「仏の御意は法華経なり、日蓮がたましひは南無妙法蓮華経にすぎたるはなし」と仰せられ、ここに仰せられている「日蓮がたましひは南無妙法蓮華経にすぎたるはなし」と仰せの文意は、その他の多くの御経文おいても仰せであります。
 「御義口伝」(1773頁)に「寿量品の『第二十五、建立の御本尊等の事』の項に、
「此の本尊の依文とは如来秘密神通之力の文なり。戒定慧の三学、寿量品の事の三大秘法是なり。日蓮慥かに霊山に於て面授口決せしなり」と仰せであります。
 この御文に仰せの「如来秘密神通之力」の御文意については、同口伝(1766頁)に、
「此の文に於て重々の相伝之有り」と仰せられ、次下に
「我等衆生の作々発々と振る舞う処を神通と云ふなり」と仰せです。
 さらに次下に、
「今日蓮等類の意は、即身成仏と開覚するを如来秘密神通之力とは云ふなり。成仏するより外の神通と秘密とは之無きなり。此の無作の三身をば一字を以て得たり。所謂信の一字なり。」
と仰せられています。
 さて、人の過去の経験等、又その人の境界、教育、経験等「信心」と一口で言っても、その人の信仰している教理、文証等と基準にせねばなりません。すなわち「教・行・証」ですね。それに御相伝に、
「日蓮一期の弘法、白蓮阿闍梨日興に付嘱す。本門弘通の大導師たるべきなり。時を待つべきなり。事の戒壇と謂ふは是なり。就中(なかんずく)我が門弟等、此を守るべきなり。
  弘安5年9月 日   日蓮花押
     血脈の次第 日蓮日興」
と仰せであります。
 また、御義口伝に、
「仍って経に云はく『我等当信受仏語』と、信受の二字に意を留むべきなり」と説かれています。
 この「信受」の二文字には深い意があります。その人の境界によって、大きな相違があります。
「教行証御書」(1110頁)に、
「抑当世の人々何れの宗々にか本門の本尊・戒壇等を弘通せる。仏滅後二千二百二十余年に一人も候はず。日本人王三十代欽明天皇の御宇に仏法渡って今に七百余年前代未聞の大法此の国に流布して、月氏・漢土・一閻浮提の内の一切衆生仏に成るべき事こそ有り難けれ有り難けれ。又已前の重、末法には教行証の三つ倶(とも)に備はれり。」
と仰せでありあります。
 一切衆生を仏になす妙法が、末法今時に日本国において厳然と存在していることを知っている我々が、下種・折伏をせずして誰が混乱している人々を救うことができるでしょうか。
 御法主上人猊下は、
「今日、邪義邪宗の謗法がはびこり、ために世情が混乱し、戦争、飢餓、疫病、異常気象等によって様々な悪現象を現じている時、まさにこのような時こそ、我々は不軽菩薩の行いを規範として、一人でも多くの人々に妙法を下種し、折伏を行じていかなければならないのであります。まさに『今こそ 折伏の時』であります。」
と仰せであります。
(3月度 広布唱題会の砌 令和4年3月6日 於 総本山客殿)
 法華講妙霑寺支部の講員におかれませては、支部の年間目標を成就されることを祈っております。


7 講頭 謝辞
   講頭  佐藤 隆


 法華経講妙霑寺支部第40回支部総会、誠におめでとうございます。
 令和4年は「報恩躍進の年」と銘打たれ出発しまして、早半年が過ぎました。新型コロナウィルスの蔓延により、できなかった支部総会が3年ぶりに感染防止に応じつつ開催できることになりました。
 本日ご参加の皆様、この時に時間を作り参加できましたこと、何よりも尊く、誠におめでとうございます。
 妙霑寺御住職様、御法務御繁多の中、ご臨席頂きまして誠にありがとうございました。又御住職様には厳しくも温かい御指導を賜り誠にありがとうございました。
 また、岡山地方部土井一義地方部長様におかれましても、御用御繁多の中、御出席頂き、更には御祝辞を頂きまして誠にありがとうございました。
 妙霑寺支部は本年5月より役員改選により新役員の方々により講運営が行われています。今まで培ってきたことを更に伸ばし、反省すべきことは反省し、次に繋がるよう精進しております。
 支部の法華講員の皆様方におかれましても、私は役員ではないからお寺のことは、役員に任せていればよいとか、関係ないと思われれないで、日蓮正宗法華講妙霑寺支部の信者として、一生涯本門戒壇の大御本尊様に御奉公していこうではありませんか。
 第67世日顕上人は、「南無」、つまり帰命について、
「命を帰すという意味は、信仰の対象に対し、自分自身の我を没するということであります。したがって、自分自身の我が強く、正直で素直になれない人間は、心から帰命ということができません。」(妙法七字拝仰上20)と御指南なさっています。
 御住職様が常に御指導なさるように、自分勝手な心やわがままな心を排除し、正直に、素直に御本尊様を信じるところにこそ「南無」の深義が存することを忘れず、情熱と勇気、そして強い気持ちを持って続けて参りましょう。
 その為にはまず自分の菩提寺である妙霑寺への毎月1日の御経日の参詣、第2日曜日と13日の御報恩御講の参詣、また、諸行事への参加をし、御住職の御法話と御指導を素直に拝聴して、自分自身の信心と縁ある人達にこの信心の尊さを語っていけるよう努力して参りましょう。
 御本仏日蓮大聖人様は「諸法実相抄」に、
「日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人、三人、百人と次第に唱へつたふるなり。未来も又しかるべし」(御書666頁)と仰せであります。
 御法主日如上人猊下は、
「私ども一人ひとりが断固たる決意と勇気を持って立ち上がり、一天広布へ向けて全力を傾注して折伏を行じ、御奉公の誠を尽くしていかなければなりません」(中略)また、「今日、邪義邪宗の謗法がはびこり、ために世情が混乱し、戦争、飢餓、疫病、異常気象等によって様々な悪現象を現じている時、まさにこのような時こそ、我々は不軽菩薩の行いを規範として、一人でも多くの人々に妙法を下種し、折伏を行事じていかなければならないのであります。」まさに「今こそ折伏の時」であります。(大白法1073号)と御指南を下され、又「信心とは、すなわち実践であり、体験であります」とも仰せあそばされています。今年も早半年過ぎました。妙霑寺支部の本年度の折伏誓願目標はまだまだまだ先が見えませんが、新型コロナ、熱中症、そにサル痘など、大変な病気に気をつけながら、この支部総会を契機に御住職様、副御住職様の御指導を仰ぎながら、自行化他に頑張って参りましょう。
 第40回妙霑寺支部総会、誠におめでとうございました。


 
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