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日蓮正宗法華講 妙霑寺支部のサイトです。

TEL 086-255-1155

岡山県岡山市北区津高781番地 妙霑寺内

『唱題・折伏・育成に充実の日々』

宣行寺支部 M. S. 

(H9.11.1)

 みなさん、こんにちは。私たちの講中は、御住職・村上節道御尊師のもと、御法主上人猊下より、「早く、1000世帯になっていきなさい」との御指南を賜り、一日も早い達成を目指して、僧俗一致の信仰で精進してまいりました。そして8月19日、遂に1000世帯を達成することができました。

 現在は、新たなる御指南を戴き、平成14年までに2000世帯になることを目指して、御住職と共に進んでおります。

 私は、入信して今月で十ヶ月になります。これまでに、五世帯の折伏・再折伏をさせていただいた体験を発表いたします。

 私は、家を出て8年間の独り暮らしをしておりましたが、お付き合いしていた方とのことで様々な問題を抱えておりました。このままではいけないと、宣行寺の近くにあるアパートに引っ越してまいり、その二ヶ月後の11月末に、姉の折伏により入信しました。

 姉も入信して日が浅く、どんな信心なのか判らないまま、姉と共にお寺に参詣し、講頭さんにお会いしました。その時、大聖人様の教えを筋道立てて話して下さり、「御本尊様に向かって題目を唱えない限り、今の状況から抜けることはできない。みんな幸せになるために生きているんだ」と話してくださいました。

 「生きがいは、何ですか」と聞かれ、何も答えることのできなかった私は、人一倍幸せを求めていても、どうにもならないこの時に、本当に幸せになれるのだろうかと思いもしましたが、姉を信じて入信しようと決意しました。その日のうちに御本尊様を御下附いただき、御安置することができました。

 それからは毎日、姉と共に朝夕の勤行を続けました。本当にこれでいいのだろうかという不安の中、姉や講頭さんをはじめ、講中の人たちの励ましにより、何とか続けることができました。

 そして気がつくと、入信当時の悩みはすべて解決され、何よりも、この御題目を唱えていくと、活力が湧いてくるのです。感情をなかなかコントロールできず、人に当ったり、落ち込んだりと、悩みの多い生活から、自分自身を見つめ直すことができ、毎日楽しく過ごせるようになりました。

 唱題も楽しく、大聖人様の信心を、人に話さずにはいられなくなってまいりました。年明けの1月は、友人に会う機会も多く、会う人会う人に下種をしていきました。数人の友人が来寺し、講頭さんより折伏していただきましたが、成就しませんでした。成就できなくても、あまり気にならず、人に話すことが嬉しく、また、友人の姿が以前の自分の姿であると感じたとき、この信心に励める喜びとなり、さらに唱題の時間も増えていきました。

 3月になり、講頭さんの個人指導がありました。私は唱題は50分であることを話すと「御法主様の御指南は一時間だよ。明日から、朝一時間の唱題をしていきなさい。自分は仏様の大慈悲を戴いて生活していることを忘れず、自分の力では出来ない折伏を、唱題の中で祈り、願っていくように」と励ましてくださいました。私は御報恩の折伏をさせていただきたいと、強く感じました。

 そのような中、講中は1000世帯に向かって、ものすごい勢いで進んでおりました。姉も折伏を成就でき、私は班員さんの折伏を祈る中、一分でも仏様の役に立たせていただきたいとの思いで、唱題を続けてまいりました。

 そんなある日、高校で同級生だったKさんから連絡がありました。彼女もまた、多くの悩みを持っており、さっそく会う約束をしました。我が家に見えたKさんは、御本尊を見ると「学会なの?」と尋ねてきました。

 「実は、17年前に、学会員だった友人に名前を貸してほしいと言われ、知らない間に御本尊を手渡され、どうしていいのか判らないまま、今に至っている」とのこと。そして、昨年結婚をしたものの、体調もすぐれず、毎日家に閉じ籠もった生活をしていることを話してくれました。

 私は、一日も早く脱会して、正しい信仰をしていこうと話しましたが、学会員である自覚がなく、信心はしたくないと言う有様でした。これ以上の折伏はできないと諦めかけている時、講中の方が我が家に見えて、彼女に「今のあなたの姿が法華誹謗である」と、謗法の恐ろしさを話してくれました。

 素晴らしい御本尊様に縁していながら、謗法の限りを尽くし、塗炭の苦しみに喘いでいる友人の姿を目の当たりにし、この時、何とか救っていただきたいと強く思うことができました。

 Kさんはその日に来寺され、無事に脱会し、勧誡式を受けることができたのです。講頭さんより、正しい信仰をする功徳は莫大であり、御本尊様に題目を唱える生活が最高であるとのお話がありました。

 「一日も早く御本尊様を御安置したい」と言い、明るくなったKさんを見ると、本当に嬉しくなりました。

 しかし、ほっとしてしまった私自身は元の生活に戻り、自分の心に蓋をし、御題目を唱えても心には響かなくなりました。気持ちはあるものの、何も進まない状態となりました。

 折伏にノルマがあるようにさえ感じられ、何もしないうちから結果を考え、折伏は私にはできないと諦め、宿業のままの生活となりました。その状態を見すかすかのように「最近元気がないね。折伏していないからだよ」と講頭さんから声をかけられ、「縁を探しています」と答えました。

 すると、「それは、大聖人様の信心ではない。考えていると言って、行動しないのが一番ずるい。どこで終わるか、本物になるかのどちらかしかない」と厳しく指導してくださいました。

 そうはなりたくないと思ったものの、仕事ではミスが続き、肋間神経痛になって背中の痛みからくる高熱で、一晩眠れない夜を過ごしました。身口意が伴ってないための罰だと思いました。

 それからちょうど夏休みとなり、5日間・一日3時間の唱題と、必ず折伏することを固く決意しました。夏休みも最後の日、偶然に、近所に住む同級生のHさんと、久しぶりに再会しました。

 彼女の口から出る言葉は、信心する前の私であると感じました。気がついたら私は、自分が日蓮正宗の信心をしていること、仏様に守られて生活していることが、いかに楽しく安心した生活であるかを話していました。

 以前は、折伏が成就するかどうか、育成がうまくいくかどうか、あれこれ悩んだり、落ち込んだりもしましたが、ただただ仏様のお使いをさせていただきたいという強い思いが湧いてきました。

 Hさんは、その日のうちに来寺され、講頭さんより「真面目に正直に生活しているが、その分、報われていない。御本尊様に智慧をいただいて生活していきなさい」と言われて入信を決意しました。そして御本尊様を御下附戴き、御安置することができました。

 朝、共にお寺に参詣し、出社するという毎日の中で、私自身が育成されているということに気付かされました。なかなか育成が進まず、なぜ、どうしてという思いと、どうやったら育成できるのかをあれこれ悩んでいたことが、愚かであり、自分の小さな考えで育成に当っていたことが判りました。

 今、共に勤行・唱題をし、共に広布のお役に立てさせていただくことによって、育成もさせていただけるのです。そして、改めて自分の生活を見た時、朝夕の勤行と一日一時間以上の唱題が当たり前となり、折伏・育成に取り組んでいる毎日が、楽しく、充実しております。

 御住職様よりは、「何事をするにも心掛け一つであり、心掛けの悪い人は、すぐ休みたくなる。目標を掲げ、何が何でもやっていかなければいけない」と御指導をいただいております。

 大聖人様は、
『日蓮が慈悲曠大ならば南無妙法蓮華経は万年の外未来までもながるべし。日本国の一切衆生の盲目をひらけきる功徳あり。無限地獄の道をふさぎぬ』(御書1036頁) とご教示であります。

 無限地獄にひた走り続けている学会員、まだ大聖人様の信心を知らない、縁ある人に対して、御法主上人様の御指南、御住職様の御指導のとおり、正しい信仰に導くことこそ、私の使命であると実感しております。

 平成14年まであと5年。三十万総登山を見すえて、力の限り精進していくことを誓い、私の体験発表とさせていただきます。ありがとうございました。

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