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日蓮正宗法華講 妙霑寺支部のサイトです。

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岡山県岡山市北区津高781番地 妙霑寺内

『一人の決意が波を起こし渦に』

立正寺支部 K. S. 

(H11.10.16)

 ◇決意の唱題で折伏ゼロの自分から脱皮

 私は立正寺支部のK. S. と申します。平成14年の30万総登山に向かって、折伏が叫ばれて久しくなりますが、私は心にあせりを感じるばかりで、一向に折伏成果をあげることができずに悩んできました。

 年初に2時間・3時間の唱題を決意したのですが、何日かすると必ず扁桃腺が炎症を起こし体調を崩して挫折してしまうということの繰り返しで、2カ月が経ってしまいました。

 しかし、よく考えて見ると、「私は本気で折伏をする決意があったのだろうか。いろいろな理由をつけて逃げているのではないだろうか」と厳しく反省し、今度こそ自分に打ち克って折伏をしていくと決意し、誓願を立てました。

 2月26日のことでした。1日3時間以上の唱題と一年に3世帯以上の折伏成就を誓願し、炎症によるのどの痛みと闘いながら、「何としてもやっていくぞ」と、必死になって唱題を続けました。

 そして2カ月後の4月29日、家内の姪の分世帯と、その知り合いへの折伏が成就し、2世帯の御本尊下付が叶いました。心の底から涌き上がってくる喜びを感じました。

 それからさらに17日後には、4月29日に入信した人の縁で3所帯目の折伏が成就致しました。

 誓願を立ててできた折伏は、私にとって大きな強い確信となりました。本気で決意して誓願を立てれば願いは必ず叶うという確信が生まれました。そして気がつけば、あれほど悩まされた扁桃腺の炎症が、すっかりよくなっていました。  

「叶い叶わぬは御信心により候べし。全く日蓮がとが(咎)にあらず。水す(澄)めば月うつ(映)る、風ふけばき(木)ゆ(揺)るぐが ごとく、みなの御心は水のごとし。信のよわ(弱)きはにごるがごとし。信心のいさぎよきはす(澄)めるがごとし」(御書1519ページ) の御金言のとおりだと思いました。

◇誓願に導かれて立正寺支部が出陣

 5月21日の折伏推進会で体験発表するようにとのお話でしたので、折伏に対する確信をもてたこと、新たに3世帯以上の折伏成就の決意を述べました。

 さらに10日後の6月1日の支部唱題会を期に誓願の更新を決意しました。と申しますのは、自分個人の折伏だけでなく、地区全体の折伏を推進して、T地区が、立正寺支部各地区の先陣を切って折伏を推進していこうとの使命感に燃えた不思議なほどの確信が出てまいりました。

 そうすれば必ず地区全体へ波動を起こし、立正寺支部の活性化につながると思いました。そのために、まず自分が立ち上がる決意をいたしました。

 30万総登山ということは、単純に計算して昨年の10万総登山のときの世帯数を3倍にすればよいのであって、いろんな難しい計算の必要はないと思いました。

 T地区は10万総登山のとき100世帯で、昨年の折伏が世帯数の10%に当たる10世帯でした。今年は15世帯を目標にしておりました。しかし、それでは世帯数が4年間で3倍にはなりません。そこで、今年の目標を35%以上にしてはどうかと思いました。それを完遂したならば、その確信をもって来年再来年には、50%〜70%と増やしていけばよいのではないかと思い、地区長とも相談いたしました。

 それには唱題も2倍〜3倍にし、一日最低5時間、力あれば6時間〜7時間とやっていこうと心に決めました。そしてまず、30世帯以上を支部総登山前の10月までに完遂し、残りの11月・12月までに支部で35世帯以上を達成すべく誓願を立て、御住職・岩瀬永学御尊師の前でお誓い申し上げました。

 法華講連合会第36回総会の砌、御法主上人猊下は、
「一人がまず立ちあがるの決意をもつことであります。そこに3人が立ち、5人が立つでありましょう」(大白法522号)と御指南あそばされております。

 自分がまずT地区で立ち上がろうと強く決意しました。その後地区では、今までがんばってきた方々の折伏が次々と成就しました。6月13日に2世帯、7月9日に1世帯、7月11日に1世帯と、7月中に最初の目標であった15世帯を完遂しました。これにより折伏の気運が高まり、あまり会合に出てこなかった人たちまで折伏の縁を出すようになりました。

 3人5人と立ちあがり、8月に入っても勢いは衰えず、8月1日に1世帯、8月7日に1世帯、8月8日に1世帯、8月13日に1世帯、8月16日に1世帯、9月1日に1世帯、そして9月3日に1世帯、9月8日に1世帯、9月16日に2世帯と、1カ月半で11世帯という、すばらしい成果をあげることができました。昨年1年間での折伏を、わずか1カ月半で成就できたのです。

 この勢いでいくならば、本年中に35世帯の折伏目標を超えて、45世帯、乃至50世帯の折伏成就も不可能ではないとの確信が生まれました。これほどまでに次々と成果があがっていくということは、ひとえに仏天の加護、そして御本尊様の御導きがあってのことです。

 今、T地区では皆の目の色が変わり、異体同心の大歓喜の渦の中にあります。使命を感じたものから誓願を立てて御本尊様を信じて進むとき、これほどまでに地区の中が変わっていくものかと、感涙あふれる想いで一杯です。

◇平成14年の法華講30万登山に向かって

 6月16日付の『大白法』に掲載されていた、東北第2地方部総会での宣行寺住職・村上節道御尊師の布教講演の中に、「私は、まず決意したところにおいて、これは『なるほど誓願は、決意すればもう既に成就の方に向かっているんだな』『決意すれば、大方は仏様に導かれて、達成に向かっての確かな動きになるのだな』ということを、今は実感として強く感じているわけであります。」(同527号)とあります。決意して誓願を立て唱題をしていけば、いかなる願いも叶うものと確信しております。

 「いかに申す事はをそきやらん。大地はさゝばはづるゝとも、虚空をつなぐ者はありとも、潮のみ(満)ちひ(干)ぬ事はありとも、日は西より出づるとも、法華経の行者の祈りのかな(叶)はぬ事はあるべからず。(中略)とくとく利生をさづけ給へと強勢に申すならば、いかでか祈りのかな(叶)はざるべき」(御書630ページ) の御金言のごとく、深く仏天の加護を信じ、異体同心の信心を強く推し進めていくならば、いかなる目標をも成就するものと信じます。

 また、『四条金吾殿御返事』に、
「弘決第八に云はく、『必ず心の固きに仮(よ)って神の守り則ち強し』云云。神の護ると申すも人の心つよきによ(依)るとみえて候」(御書1292ページ) の御金言を強く信じて、我こそ地涌の菩薩の眷属なりとの自覚と使命感を持って、「千万人と雖(いえど)も吾れ往(ゆ)かんとの烈々たる気魄」で大折伏戦を展開し、もって御報恩謝徳の誠を尽くさんがため平成14年の法華講30万登山には、10万総登山の3倍以上の地区の皆さんと共に御登山することを固くお誓いいたします。

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