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日蓮正宗法華講 妙霑寺支部のサイトです。

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岡山県岡山市北区津高781番地 妙霑寺内

『未来を拓く手応え感じて』

浄福寺支部 S. S. 

(H11.12.1)

 私は今年の4月に浄福寺支部の女子部長という大役を拝命し、新しいスタートを切りました。これまでの数カ月間、本当に貴重な体験をたくさんさせていただきました。その体験を発表させていただきます。

〇「活動は毎日」とのアドバイスにびっくり

 4月1日より女子部長の大役を仰せつかり、今まで先輩方に引っ張っていただいた分、今度は自分ががんばらなければいけない、という気持ちになりました。初めはN前女子部長のアドバイスを受け、部員さんの家を一軒一軒教えていただきながら家庭訪問に歩きました。当時は正直言って、家庭訪問や役員会、支部の行事に出席することで精一杯で、それで役目を果たしているような気持ちになっていました。

 6月6日、支部総会が盛大に行われました。今年の支部総会には、花野御住職と古くから親交のある埼玉県の宣行寺御住職・村上節道御尊師と宣行寺支部のI壮年部長、同O女子部長も来賓として出席されました。終了後、私たち青年部は別室で、I壮年部長、O女子部長と懇談する時間をいただきました。

 花野御住職からは、「村上御住職と自分とは総本山に一緒に出家して以来の親友で、毎年折伏を200世帯もやっている立派な講中だから、どういった活動をされているか、よく教えてもらいなさい」と御指導をいただいていました。

 さっそく活動状況を聞いたところ「活動は毎日です」という返事を聞いて、私は驚きました。浄福寺では青年部の全体的な活動として、毎月、男子部、女子部で唱題会を行っているだけでした。宣行寺支部では毎日1時間の唱題の後、折伏に出かけているそうです。さらには、高等部時代からそういった活動に参加する方もいるとのことでした。

 具体的な活動について聞いてみますと、宣行寺支部は青年部員宅への家庭訪問も充実しており、訪問する際には必ず前もって連絡して、日時を決めて行くそうです。

 訪問先ではまず最初に勤行をして、相手の生命を高めるとのこと。さらに「行く前に最低1時間の唱題をして、少しでも御仏智をいただかなければ、相手をよい方向に向けたり、救うことは絶対にできない」と、O女子部長は言われました。

〇毎日一時間の唱題と家庭訪問の実践を決意

 私達の中には、毎日1時間の御題目を唱えている人はほとんどおりませんでした。しかし、この日を境に発心して、毎日最低1時間は御題目を唱えるよう努力し、家庭訪問を活発にできるようになりました。

 1日の訪問件数が多く、青年部で発行している「青年部だより」を配る目的もあるので、はじめのうちは事前に約束をとることは徹底できませんでしたが、最近では行く前に連絡できるようにして、無駄な動きがなくなってきています。  

 訪問日も増やし、回る人数も増やしているので、毎月、訪問先が確実に増えています。ときには訪問先で一緒に勤行や唱題をできるようになりました。

 O女子部長にお話をいろいろお聞きして、同年代の女子部の方が広宣流布のため、真剣に取り組んでいるのを知りました。そのお陰で、私たち浄福寺女子部はやる気をおこしました。O女子部長には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

〇学会員の父親に境涯を試される

 女子部長に就任してからの私は、家庭訪問や会合でほとんど家にいないせいか、まだ学会に籍を置いている父が、いろいろと私の活動の邪魔をしようとしました。私の顔を見ては「お前は頼りないから、御住職に女子部長をおろしてくれと頼んでやる」と言ったり、法華講に入るように勧めたときには、「お前が女子部長を辞めたら、今すぐにでも入講してやる」と言うなど、私が女子部長になったことをたいへん嫌がっていました。

 私は父のそのような言葉に耳を傾けず、自分なりに精一杯広宣流布のためにがんばっていました。

 そのような父でしたが、支部総会に参加して、私の女子部長としての決意発表を聞いてくれました。その日からだんだん父の態度も変わり、入講する気になってくれました。しかし、父の入講の話はなかなか思うように進みませんでした。

 私は6月26日、27日の夏期講習会登山の第5期に参加させていただきました。その1週間程前に父はようやく勧誡式を受ける気になってくれたのですが、手違いがあって延期になってしまいました。その頃から、父は体の調子が悪いと訴えるようになりました。

 しかしなんとか仕事にも行っていましたので、あまり心配はしていませんでした。父は勧誡式を自分の誕生日である7月10日にしたいと言い出しましたが、私は1日も早くお寺に連れて行き、勧誡式を受けさせたいと思い、真剣に祈りました。その甲斐あって7月4日に、勧誡式を受けさせることができました。

 私と母が入講して8年目にして、やっとの思いで父を脱会入講させることができたのです。私と母は手を取り合って喜びました。

 それはつかの間、3日後の7月7日、あまりにも体の具合が悪かった父は、病院に検査を受けに行き、肺に水がたまっていることが判り、即入院することになりました。私はそれを知って、7月4日に勧誡式を受けさせておいて本当によかったと思いました。10日まで延期していれば、父は学会員のまま入院し、苦しみながら病気と闘わなければならなかったのです。

 私たちの真剣な祈りが通じたのか、御本尊様がぎりぎりのところで父に手を差し延べてくださったと感謝しています。父は何としても今年中にこの信心で元気になって、総本山にもう1度行きたいと夢をもって病気と闘っています。

 私も早くその夢を叶えてあげたいと思い、1日も早く病気がよくなるよう、毎日祈っています。

〇御本尊様の御加護により、有望な人材の入信相次ぐ

 7月13日の御講に、西宮に住むSさんという学生の方が浄福寺に参詣されました。この方は学会員で、最近の学会に不信を抱くようになり、学会活動から足が遠のいておられました。

 家で唱題をしても全く気持ちがのらず、近くの日蓮正宗のお寺に行ったら、なぜか学会の男子部員に見つかり、中へ入るのを止められて追い返されたそうです。

 家に帰ると、お寺に行こうとしていたことを男子部員に告げ口され、母親からものすごく怒られたそうです。そこで昔、加古川に住んでいたことを思い出して、浄福寺に来られたとのことでした。

 御講の始まるまえに、御住職が自ら折伏されましたが、御住職の御慈悲で「後は、青年部に任せたから、男子部長と女子部長が折伏してください」と言われました。

 私はSさんに、とにかく夏期講習会登山がすばらしかったことを真剣に話し合いました。Sさんは御講に参加され、御住職のご法話を聞いて入講を決意され、翌14日に勧誡式を受けられました。

 しかも私の話を聞いて、夏期講習会登山に参加したいと希望されたので、T男子部長に引率していただいて、第10期に参加されました。御法主上人猊下をはじめ御僧侶方の御講義を聞いて感激し、今、浄福寺の青年部員としてがんばっておられます。

 7月18日、私は讃岐本門寺の御虫払法要に御住職の引率で参加させていただきました。その感激と感謝の気持ちで勇気を出して友人のNさんにこの信心の話をしました。

 最初、私が彼に信仰をしていると言うと、「何の宗教に入っているの」と聞かれ、私が「日蓮正宗です」と答えると、彼はとても嫌な顔をして、「もしかして創価学会ですか」と聞いてきました。私は胸をはって、「いいえ、違います。確かに創価学会はかつて日蓮正宗の信徒団体として信仰していましたが、今は破門されて、日蓮正宗とは関係のない団体です。私はそのとき、母と一緒に日蓮正宗についたのです」と言いました。すると彼は安心したようでした。

 そこで彼に「何故そんなに創価学会を嫌うの」と尋ねたところ、今、住んでいるアパートの下の住民が、創価学会の幹部らしく、朝、昼、晩も関係なく、会合を開いては大きな声で騒ぐので、何度も大家さんを通して話し合いを持ちましたが、らちがあかなかったそうです。そういう訳で創価学会に対して、非常識な団体との反発意識があったようでした。

 私はそれを聞いて、法華講も同じと思われては困るので、女子部の活動の話や、昨年参加した客殿新築慶祝記念大法要で感動した話をしながら、そのとき私が撮った写真などを見せました。

 また今年初めて参加した夏期講習会登山での話など、私が感動した話をたくさんしました。すると最初は少し警戒していた彼も、少しづつ私の話に耳を傾けてくれるようになり、最後には自分自身の話をしてくれました。

 彼の話を聞いてみると、特定の宗教を信じているわけではないのですが、いろいろなお寺にお参りすることはよいことだと思い、暇をみつけては様々なお寺に足を運び、住職の説法を聞いていたそうです。

 私と話をしているうちに、「自分も何か真剣に信じられるものを探していた。日蓮正宗は自分が探していた宗教かもしれない」と言ってくれるようになりました。

 7月20日、彼は晴れて浄福寺で御授戒を受け、御本尊様を御下付戴きました。そして今までより広めのアパートに移り、無事、御本尊様を御安置することができました。この日は講中の役員の方や、壮年部、婦人部、青年部の方々がたくさん来てくださいました。

 今、Nさんは浄福寺の男子部員として、積極的に活動されています。最初は初信の功徳が出たりと、とまどうこともあるかと思いますが、功徳の体験を積んで、「正しい宗教は、この信心しかないんだ」という確信をもっていただきたいと願っています。

〇気が付けば一家和楽の信心に

 7月下旬に入院中の父を心配して、高知県に住む兄が加古川に帰ってきました。父は私に、兄が加古川にいる間に脱会・入講の説得をするようにと言いました。私は父の気持ちを兄に伝えました。すると、今までの兄ならそういった話を嫌がるのですが、父の気持ちが通じたのか、すんなりと入講を決意してくれました。兄が高知県へ戻る前日の晩でした。

 私は少しでも早く兄を入講させたいと思い、明くる朝、班長に電話で相談しました。班長は早速、浄福寺に連絡をとってくださいました。あいにく御住職様は御法務でお留守でしたが、すぐ連絡がつき、御住職のお計らいにより高妙寺の御住職にお願いしていただき、無事、兄も勧誡式を受けることができました。

 そのときには急なことにもかかわらず、講中の役員の方や女子部の方が来てくださり、一生忘れられない感激の勧誡式となりました。

 このように私が女子部長の大役をいただいてから、まず父を折伏し、次にSさんの折伏のお手伝いをし、さらに友人のNさんを折伏し、このたびは高知の兄までも折伏することができました。これもひとえに御本尊様のお力によるものであり、御住職の御指導や講中の皆さんのご協力があったればこそと心より感謝しております。

 4月から今日まで、たくさんの人に支えられ、感謝しきれないほどの恩を感じております。その恩を少しでも返せるよう、唱題を根本に、日々の家庭訪問を通じて人材育成に取り組み、女子部長として少しでも成長できますよう、真剣に努力してまいります。

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