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日蓮正宗法華講 妙霑寺支部のサイトです。

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『新来者14名を迎えて群馬地方部青年部折伏座談会』

覚王寺支部 K. T. 

(H13.10.1)

 皆さん、おはようございます。本日は、8月19日に行われました群馬地方部青年部主催の折伏座談会についてお話いたします。

 私は群馬地方部で青年部長をさせていただいております。また、本山任務輸送班といたしましても、早いもので十数年、御奉公させていただいております。  

 さて、最近『大白法』でよく掲載されており、皆様もご承知のごとく、柳沢総講頭をお迎えして各支部で開催されております折伏座談会は、僧俗一致、異体同心の折伏推進に大なる成果をもたらしています。

 以前から、法華講連合会の井手青年部長、川上副青年部長より、「僧俗一致の折伏座談会は、すばらしい。君の支部でも開催したらどうですか」とのお話をいただいておりました。

 そのたびに、私は、正直に申しますと、「困ったな。うちの支部では、無理だな」と、最初の頃は本当に困惑いたしました。困ると思いつくのは言い訳です。「今度、青年部長に言われたら、何と言い訳しよう。誰かのせいにしようか」と考えつつ、暗い日々を過ごしておりました。

 そんな中、本年「誓願貫徹の年」を迎えました。いよいよ宗旨建立750年・法華講30万総登山に向かって、最後の一年になってしまったのです。正月に、「このままではいけない。今年は何としても折伏するぞ」と決意を新たにしたのは、私だけではないと思います。

 しかし、時が経つにつれ、思いとは裏腹に行動が伴わず、自分自身がお寺やお山や会合に参加するだけで精一杯と思うのも、私だけではなかったようで、支部内の多くの方が、そのような心境になってしまっておりました。

 そうなると、支部では、何かしなくてはと、順序違いのちぐはぐな活動方針が出され、その指示に皆が流されたりしていきました。私はそれを改善し、前進するための力になれない自分に苛立ちました。良く考えてみると、原因は、折伏座談会のお誘いに、言い訳してその場しのぎを繰り返し、責任転嫁しか考えない、私の信心の姿勢に問題がありました。

 原因に気がついたものの、現状では覚王寺支部での折伏座談会の開催は難しく、地方部青年部長として、各支部の講頭さんや青年部長に相談しましたが、「やりたいけれど今は難しい」とのお返事でした。私はまた困惑いたしました。そこで唱題し、考えました。「そうだ、地方部の青年部で開催を計ってみよう」と思いつきました。

 そうです。群馬地方部には、本山任務者として30万総登山をめざし、日々各支部で信行に励み、お山では全国の任務者と共に尊い汗を流し、純粋な信心を貫く三十数名の友がいたのであります。

 その後、7月18日の群馬地方部理事会の日に併せて、地方部青年部長会を開催して、折伏座談会を開催したいと呼びかけました。そして各支部の青年部長に、新来者を何人お連れできるか申告していただきましたところ、合計18名となりました。

 そこで私は、開催を決意して理事会に臨み、審議、認可をいただきました。その後、柴山地方部長にお供して、群馬布教区宗務支院長の無量寺御住職・舟橋泰妙御尊師へ御報告申し上げましたところ、快く御了解いただき、さらに折伏座談会の会場として無量寺をお貸しくださること、また数名の御僧侶の御出席までも、お約束いただきました。有り難くて涙が出る思いでした。

 もうすべてが終わったかのように歓喜したのも束の間、地方部長より、「青年部長、本当に新来者を18名、無量寺へお連れできるのか」と聞かれると、不安が出てまいりました。しかし、「やるからには絶対に成功させなくてはいけない。やれば必ずできる」と自分に言い聞かせ、準備に取りかかりました。早速、井手青年部長、川上副青年部長にご相談し、様々なアドバイスをいただきました。

 そのおかげあって、作業は手際よく進みました。7月18日の開催決定から8月19日の開催日まで32日問でした。開催概要を作成して各支部へ郵送し、各支部青年部長とは電話とメールでやり取りし、ようやく新来者18名の名前が出揃ったのは、開催前日の8月18日でした。

 その日は、群馬布教区僧俗協議会の日で、少し早めに伺って、柴山地方部長にお供をして支院長様へ新来者名簿を提出し、翌日の打ち合わせをさせていただきました。同席されておられた地域担当員の持経寺御住職・丸岡雄道御尊師からも、「成功を祈っていますよ」との有り難い激励をいただき、感激いたしました。

 いよいよ8月19日、群馬地方部青年部主催の折伏座談会当日の朝、私は覚王寺において御住職と共に早朝勤行と唱題行をさせていただきました。そして柴山地方部長と共に無量寺へ早めに着き、食事を済ませて会場準備と打ち合わせをしておりますと、やがて、がやがやと人の声が聞こえてまいりました。

 「やった。新来者をお連れして、皆が集まりだした」と何だかうれしくて、わくわくしてまいりました。午後2時の開会が今や遅しと本堂にたくさんの人が集まりました。宗務支院長様のお計らいで10分早く開会させていただくことができました。

 予定新来者リストは当日朝で24名にまでなりました。これは、青年部の皆さんが、予定していた方が参加できなくなったら、違う方に声をかけるなど、がんばったからです。

 そのうち、14名の方が参加しました。私が司会を務め、開会を宣言し、はじめに宗務支院長様の御導師で読経、唱題をしました。引き続き体験発表を3題行いました。浄法寺支部のH青年部長、無量寺支部のYさん、本応寺支部のT青年部長と、本山任務もされている方々が、新来者に向かってすばらしい体験を話され、その後、本堂いっぱいに各支部が輪を作り、折伏座談会が始まりました。

 この日は、宗務支院長様の他、副宗務支院長の覚王寺御住職・野村法慎御尊師、正見寺御住職・光久顕道御尊師、常行寺御住職・渡辺道宏御尊師、善成寺御住職・水谷道健御尊師と群馬布教区12カ支部中、5カ支部もの御住職様方に御出席いただきました。

 一方、群馬地方部からは、地方部長の他、F副地方部長、I庶務部長、N企画部長、U少年部長、青年部長の私と、副青年部長のIさん、Mさん、Tさんの計9名で任に当たりました。また、開催会場となった無量寺支部よりK講頭さんはじめ、壮年、婦人の方々にもご協力いただき、盛大に開催できました。

 座談会の最中、本堂をいっぱいに使ってできた、いくつもの折伏の輪へ御尊師方と地方部役員が、入れ代わり立ち替わり巡回して、一つ一つの輪を盛り上げました。

 入信が決まった輪からは、拍手と喜びの声が上がり、本堂に響きわたります。正味一時間半ぐらいの中、御尊師方も、紹介者も、地方部役員も、応援の青年部の皆も、一心に、「ここにいらっしゃる新来者一人ひとりを救っていきたい。一緒に30万総登山へ行こう」との思いで折伏を進めていく中で、私は、まさに異体同心とはこれか、僧俗一致とはこれか、と感じたのでした。

 以前、「折伏によって異体同心する」と聞いたことがありますが、私が体験した初めての情景でありました。お寺の御本尊様の御前に新来者をお連れして、御尊師が折伏されるお姿を目の当たりにできたことは、この折伏座談会に集った私たち青年のこれからの信心の糧となりました。

 あっと言う間の約一時間半で、閉会を宣言するのも心苦しいほど盛り上がりました。最後に宗務支院長様より御法話をいただき、地方部長より御礼のご挨拶があり、題目三唱して無事終了いたしました。

 群馬の青年は、これまで「折伏せねば」との思いが、有効な行動につながらず、各人、各支部で悶々としておりました。しかし、柳沢総講頭と連合会の方々の、遮二無二進む姿に触発され、宗務支院長様はじめ布教区内の御尊師方と僧俗一致の上に、力を合わせて、初めて立ち上がりました。これは、今までにない新しい闘いだと思います。

 今後、各末寺における御住職の御指導による信行をさらに力強く進めるためにも、地方部と支部の連携によるこの僧俗一致の折伏戦を推進していく決意でございます。

 なお、この日の成果といたしましては、参加した新来者は14名。そのうち当日の御授戒が3名、座談会を待たずに1名が入信、後日入信した方2名と勧誡1名を含めますと、合計7名の成果でした。

 当日入信決意した方は、無量寺以外の支部の縁の場合、直ちに紹介者の所属寺院に、御住職、紹介者と共に戻って、御授戒を受けておりました。参加した青年部は24名、御出席いただいた御尊師は5名、開催寺院の方々8名と地方部役員9名でした。

 気がつけば早いもので9月になり、1年の3分の2が経過しました。残された3カ月余りを、あきらめず最後の最後まで誓願貫徹に向かって闘えるのは、我ら全国の法華講青年部と本日ここに集った私たちと確信しております。

 最後に、この9月度登山会に臨むに当たり、御住職にお願い申し上げ、覚王寺支部におきましても、11月初旬の折伏座談会開催をお許しいただきましたことを、皆さんにご報告申し上げ、体験発表といたします。最後の最後まで、折伏と御供養を共々に励んでまいりましょう。

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