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日蓮正宗法華講 妙霑寺支部のサイトです。

TEL 086-255-1155

岡山県岡山市北区津高781番地 妙霑寺内

『眷族18人で30万総登山へ』

寿海寺支部 K. G. 

(H14.7.16)

 私は、寿海寺支部で会計を担当させていただいておりますK. G. と申します。昭和59年3月4日に、近所に住む姉から折伏されて入信いたしました。

 きっかけは、当時同居していた姑との人間関係の悩みでした。姉から、「人を責めるのではなく、自分自身が変わらなければ問題は解決しない」こと、そして、「この信心をすれば必ず自分の命が変わって、相手をも変えることができる」ということを聞いて、半信半疑ながらも、姉の確信と私を思ってくれる心に打たれて入信いたしました。

 入信してすぐに、姉に誘われるまま総本山大石寺に連れていってもらいました。そのときのことは忘れられません。初めて大御本尊様に御目通りしたのに、次から次へと涙が込み上げてきて、言葉では言い表せない感激が胸を塞(ふさ)ぎ、不思議な気持ちでいっぱいになったことを今でも覚えています。

 そのような私に姉は、信心についていろいろと細かく教えてくれました。それが私の信心の原点になっていると思います。

 その後、創価学会問題が起こり、学会の指導に矛盾を感じた私は、平成4年に法華講に入講いたしました。しかし、姉は、未だに創価学会を抜け切れずにいます。あれほど信心に厳しく、信心の根本をよく判っているはずの姉なのに、非常に残念でなりません。

 入講してからはお寺を中心に、お寺の行事があるときには必ず参詣して、御住職・菅野蔵道御尊師の法話を聞き、一生懸命に御題目を唱えることを心がけてきました。そうした中で、姑との間にはこれといった問題も起こらず、姑は平成7年に他界し、無事に嫁としての役目を果たすことができました。

 姑と私の板挟みにあって何も協力せず、また信心にも反対していた主人が、母を送り出してからは、「いろいろよくやってくれた」と、感謝の言葉をかけてくれたり、あれだけ反対していた信心にも協力してくれるようになっていました。未だに入信には至りませんが、一緒に登山できますよう、御本尊様に祈っているところです。

 さて、話は変わりますが、私は平成12年3月31日に郡山市役所を定年退職いたしました。同僚たちの話を聞きますと、退職記念に海外旅行をしたり、高価な指輪や装飾品を買ったりするらしいのですが、私はもっと素晴らしいことがあると気づきました。

 それは、いつもお世話になっている寿海寺の本堂の畳替えをすることです。お寺のお掃除をする毎月の奉仕会のときに畳拭(ふ)きをしながら、拭く度に表面の塵(ちり)が付いてくるのを見て、大分傷んでいると感じていたからでした。

 さらに、奉安堂の御供養はもとより、我が家の新築にともない、主人の許可を得て新しい仏壇を購入し、御住職様に入仏式を執り行っていただきました。新築が決まったとき、自分だけが新しい家に入る気持ちにはどうしてもなれず、ぜひ御本尊様にも新しい仏壇に入っていただきたかったのです。

入仏式以降は、毎日がうれしくて楽しくて、1日に3時間以上、多いときには5時間と、御題目を唱えさせていただいています。御題目を唱えていると、御法主上人猊下の「1年に1人が1人乃至以上の折伏を」との御指南が聞こえてきて、友人を折伏しようという意欲が涌いてくるのです。

 そして、最初に折伏を成し遂げたのは、平成11年の6月。同僚のKさんでした。いろいろな悩みを抱えていたKさんに、姉から折伏されたように話してあげただけでしたが、Kさんは普段の私を見ていて何かを感じていたらしく、話を聞きたいと言ってくれました。そして、Kさんは御授戒を受け、入信しました。  

 その後、平成12年11月26日には、私の信仰の姿を見ていた甥夫婦から「助けてほしい」と相談を受け、これも同じく、「人のことばかり責めていないで、自分自身を反省し、お互いに相手に何ができるかを考えなさい」ということと、「この御本尊様にはすごい功徳があるのよ」ということを話し、信心することを勧めると、夫婦そろって入信を決意し、御本尊様を御下付して戴くことになりました。

 次に、昨年の2月7日には、郡山市内に住む兄より電話があり、「信心をしたいからお寺に連れていってくれ」と頼まれました。講頭さん夫妻に折伏していただき、謗法払いをして御本尊様を御安置することができました。

 その後も不思議と、思わぬ人から話を聞きたいと言われて、折伏ができました。それは、決意した300万遍の唱題をやり遂げたときのことです。知人のSさんと世間話をしていたときに、信心の話となり、私が日蓮正宗の信仰をしていることと、御本尊様の偉大さをお話しました。

 Sさんは、「私もその信心をしたい」と言われたのでお寺に連れていき、御住職様に話をしていただいて、昨年の3月24日に御本尊様を御下付戴くことができました。

 それから半年が過ぎた頃、幼なじみのYさんが久しぶりに我が家に遊びに来ました。そのときも世間話から信仰の話となり、私は一生懸命に折伏しました。すると、彼女は素直に信心をすると言うのです。私はうれしくなって、8月29日にYさんをお寺に連れていき、御本尊様を御下付して戴きました。

 今年に入ってからは、2月の初めに近所のHさんという方が遊びに来ました。Hさんは、私が信仰をしていたのは知っていたそうですが、創価学会だと思って声もかけないでいたそうです。「今年が立宗750年という歴史のある、そして一番正しい日蓮正宗という信仰なのよ」と教えてあげると、御住職様のお話を聞きたいと言ってくれました。お寺に案内し、2人で御住職様のお話を伺ったところ、Hさんはたいへん感激されて、近いうちに御授戒を受けることになっております。

 こうして、平成11年の6月から昨年の8月までに、甥夫婦と子供たち、それに兄夫婦やSさん、Yさん、Kさんと、5世帯9人の人たちを御本尊様に縁させることができました。この間、身内の者を含めて、今まで何気なくお付き合いをさせていただいていた人から「仏法の話を聞きたい」と求めてこられたことに対して、私はたいへん不思議な縁(えにし)を感じております。

 これも最初に姉に言われたように私が変わったからなのでしょうか。自分では少しも変わっていないように思うのですが、周りを見ると、何かしら変わってきていると、少しずつ感じているところです。

 いずれにいたしましても、この方たちを一人前に育て上げるまではこの縁を大切にしていきたいと思っております。そして、私自身も、成長するためには組織の中にしっかり入って、御住職様をはじめ、先輩たちの信心の姿から学ぶしかありません。縁の人たちにも絶えず声をかけて、行事には必ず出席するようにと励ましております。

 いよいよ始まる30万総登山参詣は、折伏させていただいた9人の人たちと、私の家族9名を合わせて18人になります。夫だけが未入信ですので、10月の慶祝登山の最終までには折伏して、主人も総本山に連れていきたいと念願しています。

 この数年の信心を通して、「正しい願いは必ず叶う」ことと「御本尊様に間違いはない。すべては自身の信心なのだ」ということを実感してまいりました。これからも、目標と確信をもって精進してまいりたいと思います。

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