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日蓮正宗法華講 妙霑寺支部のサイトです。

TEL 086-255-1155

岡山県岡山市北区津高781番地 妙霑寺内

『どんどん湧き上がってくる折伏する勇気』

大修寺支部 K. M. 

(H15.5.16)

 私は、日蓮正宗の信心をしている家庭に生まれ、物心ついた頃には朝夕の勤行をしていました。小学生のときから、御法主上人猊下の「一人が一人の折伏を」の御言葉が、いつも胸に響いていました。

 友人と出かけるときには、目的地の近くにある日蓮正宗のお寺に一緒に参詣させていただいたり、家に友人が遊びに来たときには、御本尊様の前で御題目三唱を一緒にしてきました。

 そして昨年、中学3年生になり、父の「大切な友人がいるのなら、この仏法の話をしてあげなさい」との一言がきっかけとなり、思い切って日蓮正宗の話を同級生の友人たちにしていきました。

 4月15日には、家庭の経済問題で悩んでいた友人を、菩提寺である府中市の大修寺の御住職・国島道保御尊師のもとへお連れし、友人は御授戒を受けることができました。

 そして4月21日には、「何だか判らないけれど、この御本尊様が一番正しいって命で判るよ!」と言ってくれた友人、また、5月6日には、御本尊様の前で突然泣き出して心の苦しみを話してくれた友人、さらに11月24日には、幼いときにお母さんと事情があって別れて暮らさなければならなくなった友人が、それぞれ御授戒を受けることができ、結果として4人の友人を入信に導くことができました。

 正直に言って、初めて友達に日蓮正宗の話をする前は、「私の持っている宗教の話をして嫌われないだろうか。変な子だと思われないだろうか」という不安もありました。けれども、口を開いて一言、御本尊様の話をしてみると、そんな弱い気持ちなどどこかへ消えてしまい、むしろ自分自身の生命が沸き上がるようなすごいものを感じるようになったのです。

 私は、折伏していると、すごい力を感じます。これは折伏をしたことのある人にしか判らないと思います。一度誰かにこの仏法の話をすると、次に話すときには何も心配なく話せるのです。

 心の中で、「南無妙法蓮華経」と唱題しながら話すと、何かを考えて話さなくても、自然と自分の口から「日蓮正宗が本物の宗教です」ということが言えるのです。同級生への折伏を通して私は、折伏とは、ごちゃごちゃ考えてするものではないと実感しました。

 朝夕の勤行と唱題を続けていると、自然とこの信心の話をしなくてはいけないように周りの環境が整ってくるのです。そして、自分の近くに寄って来る友人たちは、三世の因縁果報の中で大聖人様の仏法を求めている人たちなのだと、折伏させていただくうちに、強く感じるようになりました。

 今でも友人たちから悩みを打ち明けられたり、相談を受けることが多いのですが、このようなとき私は、「御本尊様の話をして根本から解決してもらうしかない」と確信しています。

 御法主上人猊下が言われているように、今、世界ではいろいろな不幸な事件、災害、戦争、テロなど、恐ろしく悲しい出来事がたくさん起こっています。邪宗教がいろいろな場所ではびこり、それを信じる人が多いからです。

 未来の世の中を平和にしていくためには、私たち日蓮正宗を持っている人ががんばって折伏を進めるしかありません。折伏をしなければ御本尊様のお役には立てないのです。

 昨年は、宗旨建立750年という日蓮正宗のとてもおめでたい年でした。私は8月に、折伏した2人の友人を、この慶祝記念法華講30万総登山大法要にお連れすることができました。心から嬉しかったです。

 登山の直前には、身と心がバラバラに壊れそうな悲しいことが起こり、入院するほどでした。このとき母から、御住職様が「大きな魔ですね。負けないよう一日も早く治られて総本山に行かれますように御祈念しています」とおっしゃってくださったことを聞き、お守り御本尊様を胸に抱きしめ、一生懸命に心の中で「南無妙法蓮華経」と御題目を唱え、急いで自分自身を立て直しました。

 法要での御法主上人猊下の御姿や、散華が何枚も何枚も、家族や友人、そして自分のところに飛んで来たことなど、思い出すたびに今でも胸が熱くなります。自我偈の訓読も一生、忘れられません。本当に御本尊様に御報恩感謝の気持ちでいっぱいです。

 今年は、奉安堂が建立された次の年になりますが、御法主上人猊下の年頭の、「その成就による心の弛(たる)みこそ大敵である」(大日蓮683号)との御指南を、私はしっかりと心に留めています。

 できる限り、またそれ以上の御題目を唱えて、一日も早く内得信仰している友人たちの家に御本尊様をお迎えできるようにがんばりたいと思います。

 高校受験という高いハードルも、信心している友人たちと唱題を重ね、共々に、見事に乗り越えることができました。御本尊様のお陰で、心の底から本当に励まし合い、判り合える信心の友人たちに巡り合えたことを深く深く感謝して、御住職様のもと、講中の皆様のお力をお借りしながら、このつながりを八風に負けないように月々日々に強く逞(たくま)しく、そして大きく拡げていきたいと思います。

 平成21年『立正安国論』正義顕揚750年、「地涌の友の倍増乃至、それ以上の輩出と大結集」(大白法608号)との、御法主上人猊下よりの御命題をかみしめ、その確実な成就をめざし、今よりまた皆様と共に正しく精進してまいりますことを、新たな決意といたします。本日はありがとうございました。

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