本文へスキップ

日蓮正宗法華講 妙霑寺支部のサイトです。

TEL 086-255-1155

岡山県岡山市北区津高781番地 妙霑寺内

『我が身で知ったニセ本尊の恐ろしさ』

妙国寺支部 K, S. 

(H11.9.1)

 皆さん、今晩は。私は、妙国寺支部のK. S. と申します。法華講に入講して間もない私が、このような栄えある席で体験発表をさせていただくことは、大変光栄に思います。

 私は、北海道で見合いをし、結婚して高知に嫁いで行きました。高知での生活は、右も左も判らず、主人の両親、小姑のいる中で、筆舌に尽くせない苦労がありました。

 主人の両親を看取った後に、東京に転勤になりました。東京に来て、最初に出会った人が、創価学会の人でした。10年間にわたり、何かにつけて日蓮大聖人様の仏法の話をしてくれましたが、私は世間体ばかりが気になり、なかなか学会へ入会ができずにいました。

 そのうちに夫と別居することになり、平成5年に正式に離婚したとき、夫の「自分は、何のために生きてきたんだろう、死んだほうが良い」等、と言って悲嘆に暮れて泣く姿を見て、とてもショックでした。

 そのような中、私たち夫婦は、何度もやり直そうとしました。しかし、どうしてもだめでした。結婚したときから、いつもどこか噛み合わなくて、すぐ喧嘩ばかりの毎日でした。そしてそのような状況が続く中、ついに私もどうでもよくなり、子供を放って夜遅くまで遊び歩くようになり、全く荒れ果てた生活となってしまいました。

 そして、その結果が離婚になってしまい、荒れすさむ生活にあって、私と子供の前でどうすることもできない現状を見て、嘆き悲しむ哀れな夫の姿を見て、「これではいけない、こんな人生を送ってどうするんだろう。こんなに夫や子供を不幸にしてしまってどうしたら良いのだろう」と思ったときに、最初に学会への入会を誘ってくれた人が心に浮かんできました。

 「そうだ今こそ自分の宿命を変えていく教え、人を幸福にする宗教を信ずる以外にない。日蓮大聖人の仏法しかない」と真剣に思いました。世間体を気にして入会できずにいましたが、「御本尊様を信じて自分を変えよう、今までのことを断ち切って子供たちの幸福と別れた夫の幸福を願い祈り続けていこう」と決心し、創価学会本部に毎日唱題に行っていました。そしてついに、平成6年9月25日に入会したのであります。

 それからは、朝晩の勤行・唱題を一日も欠かさず、懸命に自行化他の信心に励んでいきました。しかし信心に対する思いとは裏腹に、現実は厳しく、その間に上司にいじめられ、会社のリストラにあい、また信心を25年もやっている友人の息子さんが公園で首吊り自殺したり、親しかった友人の裏切りにあったり、さらに娘が毎日3時間から5時間も唱題をしていたのに、自閉症みたいになり、毎日泣いてばかりいるような状態になりました。

 ついには「こんなに唱題しているのに、自分が嫌になってきてしまい、生きていたくない」と言って泣き、挙げ句の果てには「お母さんは、祈っていたらだんだんよくなってくると言ったのに、私に嘘を言った」と泣き出し、その度に、今を乗り越えたら必ず良いことになると、何度も何度も言って聞かせていました。

 また学会の内部では、私を誘ってくれたEさんを村八分にしたり、種々の嫌がらせや意地悪をしたりしていることがありました。そんな時「どうして信心しているのに、そんなことをするの」と聞くと、学会の人たちは、「凡夫だから」という答えでした。

 でも、本当に正しく祈っていると慈悲が涌いてくるのではないのかしらと思いました。当時、学会の中で、週刊誌を見て質問すると、魔が入るから週刊誌は一切見ないようにと言われ、それ以降、創価学会の書物しか見ませんでした。

 それでも私は藁をも掴む思いでしたから一日も早く宿命転換をしたくてたまらず、功徳になるということは、何でも一生懸命やってみました。新聞啓蒙、折伏、選挙のF活動、仏法対話と、必ず学会の話、大聖人様の話をしました。そしてすべての悩みは、唱題で解決してきたと思っていました。

 そのうち、私自身も学会の活動や状況に矛盾を感じ、また生活が苦しくなり、ついには死を考えるようになりました。でもふと我に帰って唱題をしたとき、「これはきっと魔の所為だ」と思い、また2時間から3時間と唱題をしましたが、なかなか心が晴れず、池の底に沈んでいくような気持ちになり、家庭の中では、子供もイライラしたり泣いたりして、唱題もしなくなりました。

 でもやはり、信心への心は捨て難く、いつしか、「一体どうしてなのかしら」と思いながらも、何かと朝晩の唱題を欠かしませんでした。

 そんなときに、妙国寺の法華講員で熱心に信心・折伏に励んでおられる、Kさんご夫妻に出会い、本当の正しい信心をしていなければ、何もかもうまくいかないと言われましたが、私は自分の信心が絶対と思っていましたから、当初はすごく反発して創価学会こそ日蓮大聖人の正しい仏法を信仰している団体だと、力説しました。

 すると、創価学会は平成9年11月30日に、池田大作の慢心と大謗法によって日蓮正宗から破門されていたと聞かされ、とてもショックで信じられませんでした。でも結局は、「ニセ本尊を祈っていることに到底我慢ができず、嫌だと思い、早速その日、すぐ自宅に帰り、『ニセ本尊』を持って妙国寺に処置をお願いしに行きました。

 そしてその場で創価学会を脱会して、心新たに日蓮正宗に入信させていただき、改めて正しい御本尊様を御下付載きました。

 そしてその月に、春の総登山会に初めて法華講員として参加させていただき、大石寺の荘厳さに身の引き締まる思いを感じました。中でも特に、本門戒壇の大御本尊様に御開扉のときは、今までの過去の謗法を心からお詫び申し上げると共に、今まで創価学会に入会させた人たちの顔が、一人ひとり浮かび、帰ったら必ず、その人たちを折伏して、一日も早く法華講に入講させたいと心から思いました。

 それからというもの、御登山から帰ってからは、講中の先輩であり、折伏親のK夫妻とT婦人部長の応援をいただき、2カ月の間に次々とIさん、Tさん、Tさん、Sさん、Oさんと5人の方を全員脱会させ、日蓮正宗に入信させることができました。またこの五人の方全員がこの度の6月19日・20日の第4期夏期講習会にも参加できました。

 中でも、Oさんはとても純粋な方で、講習を受けている間も「本当に来て良かった」と、感謝感激されていました。このようにOさんは講習会登山において、感謝感激の気持ちのまま下山されたものですから、それこそ会う人会う人に「どうしたの、随分すっきりした顔してるわね」と言われたそうです。

 またOさんをはじめ、折伏させていただいた方々が、それぞれお世話になった方を訪ねては一生懸命に折伏をしており、毎晩のように折伏の報告を私にしてきてくださいます。必ず折伏した結果は出ると信じています。

 ところでこの度、私の創価学会への紹介者であるEさんという方を、何としても折伏したいと思い、先日会いに行きました。しかしEさんは、洗脳されていて、私の言うことを少しも聞いてはくれませんでした。学会の洗脳教育の恐ろしさをつくづく思い知らされました。しかし、それでも必ず折伏をして、真の恩返しを果たしていきたいと心より念願しています。

 曽谷殿御返事に、
「謗法を責めずして成仏を願はば、火の中に水を求め、水の中に火を尋ぬるが如くなるべし。はかなしはかなし。何に法華経を信じ給ふとも、謗法あらば必ず地獄にをつべし」(御書1040ページ)と。

 必ずや今度は絶対に、Eさんをはじめ、未だ創価学会に身を置いている、真実を知らずに悩み苦しむ、多くの友人・知人を一人でも多く折伏し、平成14年の30万総登山に何としてもお連れすることをお誓い申し上げます。

 今後は、御法主上人猊下の御指南のもと、妙国寺御住職・早瀬義純御尊師の御指導を受け、田中講頭を中心に、ますます折伏弘通に精進してまいることをここに決意し、私の拙い体験発表とさせていただきます。

このページの先頭へ
inserted by FC2 system